鼻血 突然 高血圧

高血圧による突然の鼻血

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高血圧とは、最高血圧が140以上最低血圧が90以上の場合をいいます。
高血圧は自覚症状があまりないため、長年気がつかないまま、突然に命にかかわるような重大な疾患が発生します。
 突然の鼻血は重大な疾患の予兆ともとれる体からのサインの場合があります。
血圧とは動脈の圧力ですから、高くなると圧力に耐えきれず血管が破れます。
これが脳や心臓で起こった場合は生命にかかわることになりますが、比較的毛細血管が弱い鼻で起こった場合は鼻血となるのです。
 この鼻血は他の場合と違い、高い圧力で血を押し出しているので、15分以上止まらないことも珍しくありません。
また、出血した場所が修復しないうちに血圧が変化すると再び出血することがあります。
大量の出血や繰り返しの出血には注意が必要です。

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 動脈は元々は強く柔軟で弾力のある組織で、簡単に破れることはありません。
しかし、血圧が高いと血管の圧力が高くなり傷つきやすくなります。
傷ついた血管は白血球により修復されるのですが、そのたびに傷ついても大丈夫なように分厚く硬くなります。
骨折した場所が以前より強い骨になるのと同じです。
動脈の場合は、柔軟性や弾力が失われて動脈硬化を起こします。
 鼻血が出るということは、他の場所でも傷ついている場所があるかも知れず、動脈硬化を起こしていることもあります。
動脈硬化が進行すると狭くなった動脈を通る血液の圧力が増して血管が破れるか、血管が破れずに硬化した一部が剥がれて毛細血管に詰まったりします。
 前者が脳で起こった場合は脳内出血ですし、後者では脳梗塞になります。
また心臓の場合は心筋梗塞です。
 このように、高血圧の人の突然の鼻血は命にかかわる病気かも知れませんので、医療機関にかかることが必要です。

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