幼児が頻繁に鼻血を出すのは何が原因でしょうか
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幼児は鼻血を出しやすいものです。
特に多いのはキーゼルバッハ部位と呼ばれる、鼻の入り口の粘膜の損傷によるものです。
ここは血管が集中しているため、ちょっと傷つけただけですぐ出血してしまいます。
鼻血が出たら、うつむき加減にして小鼻を押さえるようにすると、短時間で止まります。
あまり頻繁に出血すると、血液の病気が原因ではないかと心配する親御さんもいますが、普段元気で走り回っていて、時々鼻血が出る程度であれば心配はいりません。
また幼児は、夜寝ている間も暖房などでのぼせたり、知らず知らずのうちに鼻を弄っていて出血し、シーツや枕カバーを汚してしまうこともありますが、これもそう頻繁に起こるのでなければ、そこまで心配する必要はまずありません。
もし血液の病気で出血する場合は、かなり程度がひどくなります。
普通に鼻を押さえていても止まりませんし、また鼻血よりも前に、あちこちにあざができやすくなったり、貧血症状がひどくなるといったこともあります。
このような場合は倦怠感もひどく、元気に動き回ったり、学校に通ったりということはできなくなります。
発熱やリンパ腺の腫れを伴うこともあるため、できれば救急車などで血液内科のある病院に連れて行きましょう。
しかし普段元気であっても、やはり鼻血が度々出るのは不安という場合は、耳鼻咽喉科に行って診てもらうのがいいでしょう。
原因も特定してもらうことができます。
意外に思えるかもしれませんが、幼児の場合も、ストレスが原因で鼻から出血するということもあるのです。