鼻血の止血に効く薬
スポンサーリンク
鼻血が出た場合、大抵の方は上を向き首の後ろをトントンと叩いてみたり、ティッシュを丸めて鼻に突っ込んで止血をされたことが一度や二度経験されたことがあるかと思います。しかしながら、それらの止血方法はあまりお勧めできる方法ではありません。
ほとんどの場合、鼻の中のキーゼルバッハという鼻中隔(鼻の真ん中にあるしきいの部分)の前方にある部位からの出血が一番多く見られます。
止血方法として一般的なのは、小鼻の部分を親指と人差し指で数分間圧迫することによって止血できます。その際、上に向くと血液が喉に入り込んでしまうのを防ぐため、少しうつむき加減で下を向くようにします。
本来ならば上記のような止血方法で止血することが出来ますが、30分以上経っても止血できないようでしたら病院に行くことをお勧めします。
その際に、なかなか止血されない鼻血の場合はボスミンという末梢血管を収縮させ止血作用のある液剤をタンポンガーゼに染み込ませて挿入したりします。
鼻の粘膜の傷が原因の場合は、ゲンタシンという外皮用の軟膏薬を出される場合もあります。
出血があまりにも異常に多い場合は、血管壁を強化・補強作用のあるアドナと言われるお薬を、静脈内注射あるいは点滴静注あるいは錠剤を処方されたりするようです。
後、漢方薬でも三黄瀉心湯というお薬が、消炎作用・鎮静作用のほか止血作用もあるようです。
一口に鼻血といっても、すぐに止血できて問題のないものもあれば、なんらかの病気が潜んでいる鼻血もあります。
少しでも、違和感やなかなか止血ができない場合は、早めに近隣の耳鼻科に相談されることをお勧めします。